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【感想・要約】苦しかった時の話をしようか/やりたいことがわからない、見つからないあなたへ

こんにちは、ぶいずです!

今回は、USJを赤字からV字回復させた森岡毅さんの著書「苦しかった時の話をしようか」が今将来に悩んでいる人にとてもオススメできる本だったので、一部要約しながら感想・レビューをしていきます。

こんな悩みを持っている人にオススメ

・やりたいことが見つからない人へ
・将来に対して漠然とした不安がある
・将来何がしたいかわからない人へ

私は副業で失敗し、結局何がやりたいかわからなくなりました。しかし稼ぐことを諦めきれなかった時に森岡毅さんを知り、この本に出会いました。その時に助かった1冊になります。

それでは、いってみましょう!

著者の森岡毅さんとは?

まずは簡単に森岡毅さんのご紹介をします。

・戦略家・マーケター
・1996年にP&Gに入社 
・2010年にUSJに入社
 倒産目前だったUSJを革新的なアイディアでV字回復させる
・現在は株式会社「刀」を設立
 「マーケティングで日本を元気に」という大義を掲げ、日本の様々なテーマパーク事業に力を入れている。
・数々の日本企業にマーケティングを取り入れV字回復を達成
 例)USJ、丸亀製麺、ネスタリゾート神戸など

テーマパーク以外にも丸亀製麺もV字回復を達成させています。

この人がいなければ今大阪のUSJはなくなっていると言ってもいいほど、その実績とやりきる熱量が圧倒的に他の人よりずば抜けています。

それでは本の要約と感想に移っていきたいと思います。

苦しかった時の話をしようか【感想・要約】

森岡さんが提唱しているキャリア戦略、やりたいこと向いていることの具体的な見つけ方が確信をついていました。

まず、なぜやりたいことが見つからないのかということが書かれていました。

なぜ、やりたことがわからないのか

森岡さんは本書でこう書かれていました。

やりたことがわからないのはなぜだろう?
どんなものがあるのか、それらのオプション(選択肢)を知らないからだろうか?
(一部省略)

自分にとってどのようなオプションがあるのか、ある程度は知らない限り最終決定はできない。
しかし多くの人の悩みの本質はそれではないと私は確信している。

仮に世界中の存在するすべての職業のオプションを頭に入れて、興味を持った順番に何百種類かをピックアップし、理解するためのオリエンテーションを得る時間が許されたのならば、君のやりたことは見つかるのだろうか。
私はそうは思わないのだ。
ますます君の悩みはもっと深くなるだろう。

まず、これを読んだ瞬間に目から鱗でした。

わたしが就職活動をしている時、やりたことがわからないまま就職活動をし、営業、接客、技術関係あらゆる業界を見ていたら、さらにどこにしようかと悩みが深くなりました。

これは、副業を選び取り組んでいる時も同じで、ネットワークビジネス、物販ビジネスなど、隣の芝は青く見えるように、種類を知れば知るほど「悩みが深まり、迷ってしまうのです。」

このやりたいことがわからない状態というのは、私は車を買う時のオプションをつける時に似ていると感じました。

例えば
あなたが欲しい車があるとして、
グレードは?ナビは?テレビはつけるのか、マットやシート、内装をこだわるのか、それともバンパーをカッコよくしたり、ウィングをつけたりなど、外装にこだわるのか

もちろん車だとすべてを叶えるということはできますが、予算に限界があると仮定すれば、このようなたくさんのオプションがあれば、どうしようと迷ってしまうのではないでしょうか?

そして私はこう思いました。あなたも思っているのではないでしょうか?

「色々な情報を知れば知るほど、悩みが深くなってしまうなら、やりたことは一層わからなくなるんじゃない?」

そう、今のままではわからなくなります。

なのでこの2つのポイントに沿って決めていけば、やりたいことが見つかると書かれていました。

やりたことの見つけ方/2つのポイント

・自分の軸を持つ
・自分の中にある宝物を見つける

の2つです。

自分の軸を持つ

まず1つ目は「自分の軸を持つこと」です。

本の一部を抜粋すると

君の悩みのオプションがわからないことではない。
問題の本質は、君が世界のことをまだよく知らないことではなく、君が自分自身のことをよく知らないことだと気づけば、解決への扉が開くだろう。
問題の本質は外ではなく、君の内側にあるのだ。やりたいことが見つからないのは、自分の中に軸がないからだ。
(一部省略)
私自身の成功や失敗を通じて体験したことも、身近な人を見聞して知りえたことも、通り過ぎてから気づいた切実な後悔も、たくさんある。
しかしながら、それらを知ったとしても肝心なのは、自分にとって何がより大事なのかを考えて、自分なりの優先順位をその時々の精一杯で明確にしていくことだ。
当然だか、君の世界でそれができるのは君しかいないのだ。
最終的には、今の君の精一杯の価値観で、君が「軸」を決めるしかない。

やりたことが見つからないのは、あなたが世界(外)を知らないからではなく、自分自身(内)を知らないからである。
自分の軸がないまま行動してしまうと、やりたことが見つからなくなる。

「じゃあ、軸って何なの?」と思う人もいるでしょう。

結論、人によって様々です。

例えば、ある人にとっての軸は「地元に貢献でき、安定した生活がしたい」かもしれないし、別の人にとっては「早くスキルが手に入るように新しいことに挑戦させてもらえる環境で働くこと」みたいに将来的なスキルに重きを置く人もいます。
また「車が好きだから自動車業界に入りたい」というような具体的な業界を軸にする人もいます。とにかく人にとって様々です。

森岡さんも言っているように、最終的には、今の精一杯の価値観で「軸」を決めるしかないのです。

「価値観で決めるってことは、価値観が変わったらどうするの?」

結論、価値観は様々な経験をすることで変わるので、それで大丈夫です。
最初の価値観で軸を決めて、人生の最後まで生きれる人はなかなかいないです。

なぜそう言い切れるのか。

みんながみんな自分の軸で生きれていれば転職は存在しないし、そもそも。やりたいことが見つかりません。なんで状況が起こりえないからです。

なので経験し、その時点で価値観が変われば、またアップデートをしていけば良いだけです。
ゲームのダウンロードコンテンツみたいな感じですね。

なので、価値観が変わって「軸」が変わることは全く心配しなくていいと私は思います。

このことがわかる前の私は、とりあえず何かしてれば、やりたことが見つかるだろうと様々な副業に取り組み失敗していました。

ですがこの本に出会ったことで、今の時点での軸が見つかりWEBマーケティングを学ぶことができています。

まずやりたいことが見つからない人は「自分の軸を自分自身の価値観で決めてみてください」

自分の中にある宝物を見つける

2つ目は「自分の中にある宝物を見つける」です。

森岡さんは

他人との相対比較ばかり強調される人生で、それが自分の中でもクセになっていて、優越感や劣等感をガソリンにして生きていくことが次第に当たり前になってしまう。
その結果、自分の中にある「宝物」が見えなくなっている人がいかに多いことか。
(一部省略)
「成功は必ず人の強みから生みだされるのであって、決して弱みからは生まれない」

ここで言う宝物とは何なのか?

あなたも薄々は気づいているかもしれませんが

「宝物=あなたの強み」です。

例えば、「人と話すのが好き」「物事を考えるのが好き」「リーダーシップがある」など

これは確かにそうで、弱みを伸ばそうとすると時間がかかったり、そもそも実らなかったりと不確定要素が多いです。

人は宝物を見つけ伸ばしていくことでやりたいことが見つかっていくということです。

ではその宝物はどうやって見つけるのか

宝物はどうやって見つけるか?

あなたの宝物は必ず好きなことの中にある。と森岡さんは言っています。

自分の中の「強み」を見つけることは簡単ではない、と思っていませんか?
私もそう思っていました。というか世の中の多くの人は自分の「強み」を理解できていないのではないかと思います。

しかし本で紹介している森岡さんのやり方が核心をついた理論を紹介してくれています。

それは

自分の「特徴とそれを活かす文脈がセット」で初めて発揮されることを思い出すことから始めましょう

どういうことかというと、社会との関りで気持ちよかった文脈(=自分が好きなことをしている文脈)をどんどん書いていくこと。
好きなことをしている時にこそ強みが発揮されている可能性が高いから。だということです。

その自分が好きなことを最低50個、できれば100個を紙に書き出して行きます。
このときのコツは、自分が好きなことをとにかく「~すること」という「動詞」で終わらせること。

例えば、
「運動会の騎馬戦で勝つ作戦を考えることが好き」
「人と話すことが好き」
「クラスを仕切るのことが好き」

のように自分の好きなことから強みを認識することから始まります。

TCLに分ける

自分の好きなことをから強みを認識することができたら、次は書き出した動詞の集約と仕訳をしていきましょう。

おもに3つに仕分けていきます。

・Tの人(Thinking)
・Cの人(Communication)
・Lの人(Leadership)

人の強みはこの3つから出てきます。
最終的にはどれも重要ですが、どれかに秀でていれば向いているスキルがあります。

Tの人(Thinking)

Tの人は考えることが好きな人で戦略性が強みになります。

例えば、問題を解くのが好き、人と議論するのが好き、勝つための作戦を考えることが好き、分析するのが好きなど思考することが好きなことが多い人はここに当てはまります。

与えられた情報だけでは満足せず、自分の頭を使わないと満足ができないです。

例として、流行っているアニメがあったとして「なぜ流行ったのだろう?」「もっと人気にルなるには?」などを無意識にやっている。謎が好きで解くのが好きです。

Cの人(Communication)

Cの人は伝えることが好きな人で人とつながる力が強みになります。

例えば、友だちや知り合いが増えるのが好き、人と会うことが好き、話を聞くのが好きなど人とつながるのが好きな人はここに当てはまります。

人脈作りが趣味のようなものです。

例として、SNSで発信をすることが好き。人脈を広げるためにパーティーや旅行、レストランの穴場、旅行先の情報に詳しいです。

Lの人(Leadership)

Lの人は変化を起こすことが好きな人で人を動かす力が強みなります。

例えば、何かを達成することが好き、高い目標を決めて挑戦することが好き、仕切ることが好き、自分で決めることが好きなど人を引っ張っていけるような人はここに当てはまります。

とにかく挑戦することが好きで、変化が起こることを生きがいにしています。

例として、人が集まればリーダー役になっている人、学級委員を任される人、部活でもキャプテンを任される人がここに当てはまります。

あなたはどこに当てはまったでしょうか?

私はTでした。なので森岡さんに憧れたのもありますが、今こうしてWEBマーケティングを学んでいます。
自分の軸を決め、あなたが持つ宝物を見つけることで向かいたい未来がイメージできて、やりたいことが見つかります。

最後に

今回は森岡毅さんの「苦しかった時ときの話をしようか」の感想をお伝えしていきました。

やりたことがわからない、見つからない人はまずは自分の軸を決めることから始まります。そして自分自身の宝物を見つけること。

宝物を見つけるには

社会との関りで気持ちよかった文脈(=自分が好きなことをしている文脈)をどんどん書いていくこと。
好きなことをしている時にこそ強みが発揮されている可能性が高いから。

そしてその好きなことを

・Tの人(Thinking)
・Cの人(Communication)
・Lの人(Leadership)

に分けることで自分に向いている活かすことができるスキルが見つかります。

この本に出会ったことで、自分がやるべきこと、自分の強みをしらなければ成功はできないことを学ぶことができました。

今まで取り組んできたことは悩みながらの行動だったので、目的をきめ自分の強みが活かせることを見つけることができた時に、やりたことが見つかります。

ここでは書ききれない学びがたくさんあったので、ぜひ本書を手に取ってみて、森岡毅さんの言葉からエネルギーをもらってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。